マスクでウイルスを捕集することは不可能なのです。

上の図からも分かる様に、ウイルスの大きさは0.1μ程度ですから、マスクで捕集することは出来ません。

 ウイルスは単独で行動することは無く、飛沫(小さな水滴で大きさは10μ程度)と一緒に行動しているので、飛沫をマスクで捕集できれば、ウイルスを捕集できたことになります。

 昔から、ザルで水は汲めない と言われている通り、マスクで水滴である飛沫を捕集することはできません。飛沫は大きさ的にはマスクで捕集できる大きさですが、呼気の圧力でマスクの隙間から小さな水滴(不織布マスクの隙間は1ミクロン程度なので、放出される水滴も同程度の大きさでエアロゾルと言われている)となって放出されてしまいます。

 大きさ100μの唾、1個がマスクで大きさ1ミクロンのエアロゾルに変換されると100万個もの大量となります。エアロゾルは半日程度は空中を浮遊していますから、部屋で数人がマスクを着用していると、その部屋はトンデモナイ膨大な数量のエアロゾルで充満されてしまうことになり、ウイルス感染リスクは飛躍的に増大してしまいます。