新型コロナウイルス感染防止策

1.今回の新型コロナウイルスとは

2003年に中国南部で発生した重症急性呼吸器症候群(SARS; severe acute respiratory syndrome)は新型のコロナウイルス(Corona Virus)が原因であり、SARS-CoVと命名された

2019年に中国武漢で発生した重症急性呼吸器症候群(SARS)はコロナウイルス(Corona Virus)と同類であり、SARS-CoV-2と命名された

 

注:以下のデータはWHO重症急性呼吸器症候群(SARS)の疫学に関する統一見解文書

 (訳:国立感染症研究所 感染症情報センター) 2003年12月26日 から引用

2.SARS-Iの主要な感染経路

検体(陽性率%) 発症からの日数(病日)
0-2 3-5 6-14 15-17 21-23
鼻咽頭 (n=392) 31 43 57-60 35 13
便(n=50) 6 57 86-100 33 43
尿(n=20)     50 35 21

上記の結果は、最も重要な感染経路は便からであることを明確に示している。

今回のコロナウイルスは2003年に発生したSARS-COV-1と同類と判定され、SARS-COV-2と命名された経緯から、最も重要な感染経路は便からであると推定される。

 

厚生労働省の指針では、飛沫感染対策が主要となり、マスクには飛沫感染防止効果があるとして、マスク着用が義務化され、最も重要な便対策がおろそかにされた。